著者は『謎解きはディナーのあとで』で2011年本屋大賞を受賞した,東川 篤哉氏。
『謎解きはディナーのあとで』(以下,謎ディ)が大好きです。
本屋さんで見つけて,表紙にまず魅かれて,私の大好きな「ミステリ」で,私の大好きな「執事さん」で,即購入したことをよく覚えています。
それから,ドラマ化し,映画化までしたので,人気なんだなぁ,おもしろいもんなぁ,と思いました。
読み始めたら止まらなかったのも覚えています。2巻,3巻と出ましたが,すぐに買って,その日のうちに読んでしまいました。全部おもしろかったです。ミステリとしてもおもしろかったし,笑える要素が多くて好きです。
お嬢様刑事と毒舌執事のやりとりがたまりませんw
謎ディの後,東川作品を次々に読みましたが,謎ディに続いてはまったのは,この「魔法使い」シリーズです☆
私はもともと古典的,というか,事件が起きて,探偵や刑事が明晰な頭脳を働かせてこつこつと事件を解決していくミステリや推理小説が好きです。「名探偵ポワロ」や「刑事コロンボ」等,ふかーく愛しております(*´ェ`*)
なので,超能力やらエスパーやら人の心が読めるやらが出てくるミステリものは遠慮してきました。
しかし,『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか』を本屋さんで見つけた時,まず表紙がかわいいし(表紙重要です,表紙),魔法使い好きだし,ミステリ好きとしては「完全犯罪」って言われたら読まなくては,ってなるし,書いたの謎ディの人だし・・・・
というわけで,また即購入となりました 笑
読んでいると,三つ編みに紺のワンピースでほうきで空を飛ぶ,そんな,いかにもかわゆい魔法使い少女マリィのことも,おっちょこちょいなお坊ちゃんの小山田刑事(ドM)のことも好きになっていました。
このシリーズはコロンボや古畑と同じ「倒叙物」で読者は最初から犯人が分かっていて,「完全犯罪」に見えるので,マリィの魔法で犯人が小山田刑事に分かっても,さてはて,どうやって犯人を追いつめるのか・・・
そこが見どころです☆
マリィの魔法で犯人がふいに自白するのはちょっとずるい気もするけど,しかしそこはちゃんと「本格ミステリ」らしく,トリックの解明は小山田刑事ががんばっています。
マリィの魔法が完璧じゃないところ,マリィの魔法のために小山田刑事に危ない目にあいまくっているところ,東川作品らしく登場人物のやりとりがギャグなところ・・・・
好きです,謎ディに続き,このシリーズも。
あぁ,続編が待ち遠しい。。。゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
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