
大人気ドラマ「相棒」のオリジナル小説第3弾。
【著者】碇 卯人
【出版社】朝日新聞出版
今日は、現実を忘れて本と漫画に没頭しよう、と決め、そうしました。
私は「相棒」が連ドラになる前、単発で2時間サスペンスとして放送されたときから見続けています。
その単発ドラマの放送は今調べてみたら、なんと13年前の2000年6月でした。13年前なんて、今の小学6年生は生まれてないわけで。なんかそう思うと本当に長い付き合いで。思い入れも深いです。
ミステリーは海外ドラマの方を見ることが多いですが、相棒は日本の刑事ものの中で相当素晴らしい作品だと思って愛しております。特に薫ちゃん時代。
今、右京さんの“相棒”は3人目ですが、やっぱり初代の亀山薫ちゃんが大好きです。
ドラマは台詞を覚えるくらい何度も見ているのですが、小説版は今回初めて買いました。
印象強い表紙に惹かれて。
そして一気に読みました。
2話入ってて、2話とも密室もの。
1話目は推理ゲームに参加したら本当に殺人が起きてーって話で、まぁミステリーの設定としてはよくある話だけど、建物の構造が独特でおもしろかったです。というか私も住みたいって思う豪邸で。だって家の中に自分の水族館があるなんていいなぁ。
2話目もおもしろかったけど、ロッククライミングのことがいっぱい出てきて、専門用語のカタカナもいっぱい出てきて、ロッククライミングのことを全く知らない私はそのへんちんぷんかんぷんでした。もちろん分かるように説明してあるんだけど私がアホウすぎて。
映像だと一般知識や読解力がない私でも分かるからこういうときドラマだといいなぁとか思っていました。
今ちょうど「相棒」は最終回があったばかりで、ドラマ放送をやってなくて寂しいので、小説で右京さんの新しい話を摂取できてよかったです。
ただ、この小説、右京さんしか出てこなかった。「相棒」なのに“相棒”いなかったです。ドラマでもそういう時期があったので「あの時みたいな感じかぁ」って思いながら読みました。
それから漫画も読みました。ちょうど新刊が多くて。

・荒川アンダーザブリッジ

・ナナとカオル

・回向院の茂七(えこういんのもしち)
とかこんなかんじで。本当はまだ他にも読んでいます;
「回向院の茂七」って本屋さんでたまたま見つけて買ったのですが当たりでした。
さすが原作:宮部みゆき。
時代物のミステリーって現代みたいに機械使った科学捜査とかは出てこないけど、それでも洞察力や根拠を元に推理してあってすごいなぁと思います。アリバイトリックとかも出てくるし。
時代物ミステリーの漫画といえば

・江戸の検屍官
これ超おもしろい。今3巻まで出てるけどどの話もおもしろかった。江戸時代なのにちゃんと「検屍」して、解剖して、医学的に検証して、金属とか鶏とかうじ虫とかを使ってちゃんと科学的に解明されていく感じで。早く次の巻が出ないものかと首を長くして待っています。
最近DVD漬けだったけど、やっぱり活字はいいな、と思いました。DVDも本も漫画もそうだけど、おもしろいものは現実から離れてそちらの世界に連れて行ってくれます。
「何かに没頭している」という状態が私は大好きです。というか必要です。
というわけで、作り手の皆様には視聴者や読者(つまり私)が現実を忘れてその世界に「没頭」できるように、がんがんおもしろい作品を世に送り出してもらいたいと思います。ぜひよろしくお願いしたいです。
明日も積んである本を消化していくぞー。やばいくらい積んであるので;
○「杉下右京の密室」あらすじ
杉下右京のもとに届けられた1通の封筒。
それは、大学時代のチェス部の好敵手で、卒業後はベンチャービジネスで巨万の富を得た、高松からの手紙だった。
そこには、週末に10名ほどの友人を孤島にある高松邸に招き、「推理ゲーム」を行うので、参加して謎を解いてみろと書かれていた。
休暇を取ってゲームに参加し、見事に謎を解いた右京だったが、高松の姿が見えないことに気づく。
やがて、何者かに殺された高松が発見されるが、現場となった部屋は完全な密室だった。
携帯電話も繋がらない孤島で、右京は一人、難事件に挑む「大富豪の密室」と、ペントハウスでの密室殺人に挑む「屋上の密室」を書き下ろした、本格ミステリー。
あまぞん→
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